諏訪君(函中部3年)本年度委員に…未来づくり審子ども部会

update 2008/7/25 11:08

 子どもたちが自らの視点で少子化対策推進などについて協議する「北海道子どもの未来づくり審議会子ども部会」の本年度の委員に、渡島管内から諏訪聡君(函館中部高3年)が選ばれた。24日に同校で辞令を受けた諏訪君は「広い視野から冷静に問題を見つめ、意義のある議論を交わしたい」と意欲を見せている。

 同部会は2004年10月に制定された「道子ども未来づくり条例」に基づく知事の付属機関「子どもの未来づくり審議会」内に、05年10月に設置された。本年度は道内14支庁管内の公立高から各1人、石狩管内の私立高から2人、特別支援学校高等部から1人の合わせて17人が公募で委員に選出された。

 諏訪君は昨年秋から同校生徒会の副会長を務めており、現在は進学を目指す受験生という多忙な身。「時間的に余裕があるわけではないが、今しか経験できないことなので公募を決めた。選ばれたからには渡島地区の代表として積極的に発言していきたい」と話す。少子化問題についてはこれまで真剣に考える機会はなかったが、「(少子化問題は)マイナス面ばかり強調されているが、プラスに作用する面もあるのではないか探っていきたい」と独自の視点で切り込むつもりだ。

 同校の黒田信彦校長は「全道の高校生と意見を交わすことのできる貴重な機会。同高の代表として部会を引っ張るリーダー的役割に期待したい」と話す。

 同部会は「考えてみよう、北海道の少子化問題」をテーマに、札幌市の道庁赤れんが庁舎で30日と12月26日の2回の会議を予定している。 

提供 - 函館新聞社



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