江差でロケ「海風に吹かれて」モントリオール映画祭へ
update 2008/7/25 11:07
【江差】昨年夏、江差町でロケした映画「海風に吹かれて―Hokkaido―」(サトウトシキ監督)が、8月21日からカナダで開かれる「モントリオール世界映画祭2008」に招待作品として上映されることが、24日までに分かった。多数の町民がエキストラ参加しており、制作を企画した「ドリームワン」(東京)のプロデューサー佐藤ヒデアキさんは「外国を含め多くの人に見てもらい、北海道を知ってもらえれば」と話している。
映画は、東京から帰郷した中年男性が高校時代の恋人と再会し、ヨットでの北海道一周に挑戦する物語。江差町をメーン舞台に展開し、上ノ国町やせたな町など檜山管内のほか、道内各地の雄大な自然の風景などが背景に織り込まれている。出演は石黒賢さん、清水美沙さん、上原多香子さんら。10月公開予定。
撮影期間は8月末から約40日間にわたり、江差町ではいにしえ街道や漁港など各所がロケ現場となった。江差町出身の木村香澄さんの歌う江差追分を挿入歌として使うなど、道南の魅力をふんだんに盛り込んでいる。
モントリオール映画祭は北米最大規模の映画祭で、佐藤さんは「ラブストーリーやヨットのアドベンチャー的要素もあり、単純に観て楽しく、クオリティーの高い作品に仕上がったのでは」と説明。出身の旧大成町(現せたな町)を含め、地元北海道への思い入れも強く、「普段テレビでは映らない景色を盛り込んだので、北海道の再発見や観光客増につながれば」と話している。
提供 - 函館新聞社
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