森町談合、新たに1人目逮捕

update 2008/7/24 17:47

 森町が2005年9月に発注した町消防防災センター建設工事入札をめぐる談合事件で、道警捜査二課、道警函本捜査課、函館中央署などは23日、函館市榎本町、自称・自営業登眞人(のぼり・まこんど)容疑者(60)を偽計入札妨害(談合)の疑いで逮捕した。同事件にかかわり、談合の疑いで逮捕されたのは、同センターを落札した東急建設(東京)札幌支店土木担当部長、菅沢利昭容疑者(60)や森町内の星組渡辺土建社長渡辺英明容疑者(56)らに続き7人目。

 調べによると、登容疑者は、菅沢容疑者ら先に逮捕された6容疑者=函館地検に送致済み=と同様に、森町が05年9月に発注した町消防防災センターの指名競争入札で、同じ入札の指名業者として指名されたほかの4共同企業体(JV)の入札担当者と共謀し、東急建設と星組渡辺土建が組んだJVが落札できるよう入札価格などで談合した疑い。

 同課などのこれまでの調べで、登容疑者が同談合事件に関与した疑いが強まり、同日、函館中央署で事情を聞いていた。

 同容疑者は、先に逮捕された函館市内の設備会社藪下機械店社長藪下宏一容疑者(61)と同様に、JVを組んだ両社と町側の仲介役を果たしたとみて、調べを進めている。

 調べに対し、登容疑者は「入札に関して関与した事実はない」と容疑を否認しているという。

 同課などは関係者の事情聴取などで、官製談合を示唆するような供述も得ており、今後の捜査は湊美喜夫町長(79)ら町側の関与もあるとみて、調べを進めている。

提供 - 函館新聞社



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