道議選あす告示
update 2007/3/29 16:05
熱い戦いが展開されている道知事選(22日告示)に続き、道議選が30日、告示される。道南では函館市区(定数6)に9人、渡島支庁区(同3)に4人、新設される北斗市区(同1)に2人、桧山支庁区(同1)に2人が立候補を予定しており、いずれも激しい選挙戦が予想される。道議選の結果は、統一地方選後半の市町長・議員選挙にも大きな影響を及ぼすとみられ、有権者の関心も高まっている。道議選の投開票は、知事選と同じ4月8日。
◇函館市区◇
川尻秀之氏(61)=自民現・4期、平出陽子氏(58)=民主現・4期、斉藤博氏(55)=民主現・2期、横山信一氏(47)=公明現・1期、高橋亨氏(53)=民主現・1期、前川一夫氏(59)=共産現・1期、畠山博氏(62)=無所属元・4期、大日向豊吉氏(57)=無所属新、佐々木俊雄氏(56)=自民新=の9氏による激戦。
昨年の補選に完敗し1議席しか確保できなかった自民は、現職の川尻氏と前渡島支庁副支庁長で新人の佐々木氏を公認。追加で元職の畠山氏を推薦候補とし、3議席奪回に全力を注ぐ。しかし保守系候補として元市議の大日向氏も名乗りを挙げており、前回選挙同様、票の分散が心配される。
民主は平出氏、斉藤氏、高橋氏の3議席死守に躍起となっている。前回選挙では組織票がうまく配分されて完勝したが、ますます比率が高まっている無党派層による浮動票を、各候補がいかに上乗せできるかが大きな課題。今後の票の掘り起こしがかぎを握る。
公明は、前回トップ当選の横山氏が強固な支持基盤で2選を目指す。共産の前川氏は、前回選挙と補選で確保し続けた議席を一丸で守り抜く。
◇北斗市区◇
長尾信秀氏(61)=民主現・1期、長谷秀之氏(48)=自民現・1期=の一騎打ち。
ともに2005年の渡島支庁区補選で当選した。大野地区を地盤とする元旧大野町議会議長の長尾氏は、市内全域を精力的に回り、組織力を生かした票固めを展開。前上磯町議の長谷氏は大票田である七重浜・追分地区の浮動票獲得に力を入れる。補選で苦戦した大野地区での票の掘り起こしも課題だ。
◇渡島支庁区◇
川村正氏(66)=自民現・4期、岡田俊之氏(67)=民主現・2期、石田広紀氏(58)=自民新、冨原亮氏(34)=無所属新=の争い。
渡島西部が地盤の川村氏、渡島北部が地盤の岡田氏の現職2人が知名度と実績からリード。しかし、前七飯町職員の石田氏、前同町議の冨原氏が大票田で激しい争いを繰り広げていて、混戦が予想される。
◇桧山支庁区◇
福原賢孝氏(58)無所属現・1期、佐々木俊司氏(41)=自民新=の一騎打ち。
福原氏は民主党と新党大地の推薦も得て2選出馬。道知事選との連動で議席の死守を目指す。佐々木氏は候補者選考が難航した自民党が2月末に擁立。公認で初当選を目指す。短期決戦の同党は保守層の結集を図り、議席奪還を狙う。
提供 - 函館新聞社
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