水問題 私もひとこと!…函水3年 三上さん 来月フォーラムに参加
update 2008/7/23 15:44
函館水産高校(齋藤隆校長、生徒469人)水産食品科3年の三上絵理華さん(17)が、8月4―6日に東京で開かれる「世界子ども水フォーラム・フォローアップin東京2008」(実行委主催)に、道内から唯一参加する。大沼(七飯町)の水辺環境をテーマに仲間と取り組む研究などを基に、全国の中・高校生と水をめぐる問題について議論し、発表し合う。三上さんは「自分の知識や経験を生かしたい」と張り切っている。
この大会は深刻化する世界の水問題の解決を目指し、学識者などが集まった「世界水フォーラム」(03年)の分科会として同年に開始。子供のネットワークを広めようと以後毎年開かれ、6回目の今回は来年3月にトルコで開かれる同フォーラム・イスタンブール2009への派遣候補者の選考会も兼ねている。全国の応募者98人中、作文審査で43人が選ばれた。開催期間中、参加者はテーマ別の分科会で意見を出し合い、最終日に分科会ごとに考えを発表する。
三上さんはことし、課題研究の授業で同級生6人と共に「大沼水辺環境プロジェクトチーム」として、大沼の水質や生態系の調査などを進めており、7月の渡島大沼湖上環境保全高校生サミットにも参加するなど、地域の水環境の改善や啓発活動に励んでいる。今回は指導する我妻雅夫教諭(55)に勧められて挑戦した。
審査結果を知った時は「驚いたけれど、うれしかった」と話し、「高校生サミットに参加して水への問題意識が高まった」と語る。フォーラムでは「水と自然環境の復元・再生」をテーマにした分科会に参加する予定で、「イスタンブールに行けるよう頑張りたい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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