「観光都市として再生を」…市川・日銀新支店長が会見

update 2008/7/23 15:43

 日本銀行函館支店の市川信幸・新支店長(49)が22日着任し、本店金融機構局参事役に異動する服部誠弘・前支店長(48)とともに同支店で記者会見した。市川支店長は「地域経済を勉強させてもらいながら、(地域再生に向け)学んだことを本店や道南地域に住む皆さまに還元していきたい」と抱負を語った。

 市川新支店長の前任は日本経済研究センター主任研究員で、国内全体の中長期的な景気予測調査に尽力。初の道内勤務となる函館の印象について「日本で最初に開港したグローバリゼーションの先駆けとも言えるエキゾチックな町。歴史や伝統、食文化など豊富な資源を生かし、観光都市として再び発展できる余地はある」と力を込めた。

 一方、同席した服部前支店長は「地方経済の厳しい実情を目の当たりにした2年間だった」と振り返り、「函館の地の利を生かし、事業者や市民、行政がグランドデザイン(将来設計)をしっかり持って地域振興に努力すれば、必ず活性化していくだろう」とエールを送った。

 2015年までに開業する北海道新幹線について、服部前支店長は「新函館駅開業や札幌延伸までの数年間が道南経済の正念場。青函圏が双方とも注目されるような魅力づくりを」とし、市川新支店長は「札幌延伸で函館が通過駅になるのではなく、札幌から来る人の増加や雇用機会の創出など、今あるコンテンツを生かした発想の逆転が必要」と語った。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです