あずま屋作りに挑戦…日新中

update 2008/7/23 15:42

 函館日新中学校(鈴木利春校長、生徒32人)の全校生徒が22日、同校敷地内の裏庭で市民らが休憩できる「あずまや」づくりに挑戦した。道建築士会函館支部青年委員会(小川聡委員長)の協力を受け、生徒らは建築のプロに“弟子入り”。木造小屋の棟上げや屋根葺(ふ)きなどを体験し、建築作業に汗を流した。

 同校では、函館市の独自事業「知恵の予算」を活用して、地域と交流を深める校内外の環境整備に昨年度から取り組んでおり、今回もその一環。ものづくりの喜びを体験し、職業観の醸成にもつなげることなどが狙い。同委員会ではこれまでも、地域貢献を目的とした小学生や高校生向けの建築実践教室を行っているが、中学生対象のこうした取り組みは初めてとなる。

 この日、生徒らは3グループに分かれ、在来工法の「丸太掘っ建て方式」による木造のあずまやづくりを実践。グループごとに棟梁(りょう)やスタッフから直接指導を受け、午前中は掘削作業、午後からは足場の組み立てや立柱作業などに励んだ。ヘルメットをかぶった生徒たちは熱心な表情で資材を持ち運んだり、電動工具を使った作業に当たった。

 3年の尾本一輝君(14)は「皆で協力して屋根の骨組み作りをしたりするのが面白い。完成したら休み時間などに友達と行きたい」と話していた。小川委員長(37)は「人生で建築作業を経験することは少ないと思うので、達成感を味わってほしい」と語っていた。

 同校では完成後、地域住民にも休憩所として開放する予定。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです