清尚学院が来年度から男女共学に…「製菓衛生師科」新設
update 2008/7/22 11:31
学校法人清尚学院(土家康宏理事長)が運営する函館市亀田本町5の「清尚学院高校」(土家校長、生徒242人)が2009年度から男女共学校となることが、21日までに分かった。同時に、全日制高校としては道内はもちろん、関東以北でも唯一となる「製菓衛生師科」を新設し、既存の「生活デザイン科」は募集を停止する。これに伴って新校舎の増改築を進めており、9月末には完成の予定。
学科の新設は、以前から学内外の要望が高かった製菓学習の専門性を深め、魅力ある学校づくりを図るのが狙い。現在、厚生労働省などに新設認可を申請中。継続する「調理科」を含めて男子にも門戸を開き、少子化の中で幅広い生徒を確保する。募集定員など詳しい募集要項は8月22日以降に発表する。
同校によると、製菓実習には実務経験のあるプロのオーナーパティシエやブランジェを講師に招き、幅広い技術や理論を学べる態勢づくりに努める。
新校舎は同校敷地内、本校舎の西側に建設しており、鉄筋コンクリート造り3階建て、延べ床面積は約2045平方メートル。既存校舎の2階と連結し、最新の設備や機器をそろえた調理・製菓実習室を完備する。11月8、9の両日には、新校舎の見学・体験入学会を行う予定。
土家校長は「本校の歴史にとって大きな変革となる。『花より實』との校訓に基づき、さらに教育内容を充実させ、教職員と力を合わせながら頑張りたい」と話している。
同校は1930年、和裁中心の女子校「昭和技芸学校」として市内東川町でスタート。63、64年に現在地に移転し、73年には調理師養成施設となった。2003年に現在の校名に改称した。
提供 - 函館新聞社
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