「迷子ベル」商標登録、特許出願中 木古内カトウ時計店

update 2008/7/22 11:30

 【木古内】住民の安全を守るユニークな商品開発で知られる木古内町本町45、カトウ時計店の加藤幸矢店長(64)が手掛けたペットボトル再利用商品「迷子ベル」がこのほど、特許庁から商標登録(商標)の認可を受けた。現在は「特許」となる実用新案登録出願中で、手続きを行う専門家は「国内でも同様の技術を有する人材はほとんどいない」とし、今秋にも登録される可能性が高いとしている。加藤店長は「地域の安全を守ろうと長年培ってきた技術と活動が認められてうれしい。木古内を盛り上げるため、この商品を全国へアピールしたい」と意気込んでいる。

 ベルは音楽機器を主な材料に、キャップを閉める度に大音量のメロディーがアトランダムに流れる仕組み。20年ほど前から加藤店長が試行錯誤しながら開発を進めてきた。最新作は280ミリリットルのペットボトル型。誤作動防止や医薬品、食料を備える空間を設けるなど、年々機能性を増している。

 商標は5月30日付で認可となり、特許庁の原簿に登録された。登録日から10年間(更新可能)、同店の知的財産権として活用される。

 実用新案権の認可を受けると、商品の製造・販売のアイデアへの独占権が与えられ、営業や広報活動に有利となる。

 加藤店長は「顧客や家族などの協力が大きな支え」とし、「『木古内頑張ろうよ!』と、まちの活性化をいつも考えている。今回の商標登録が地域を盛り上げる追い風になることを期待したい」と話している。

提供 - 函館新聞社



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