函館港花火大会、豪快5500発

update 2008/7/21 14:34

 函館新聞社主催の第12回函館港花火大会が20日、函館市内の函館港豊川ふ頭を主会場に開かれた。約5000発の花火が打ち上げられ、光の大輪が夏の夜空を鮮やかに彩った。

 同社の創刊と「海の日」の制定を記念して1997年から毎年開催している花火大会で、函館・道南の夏を告げる風物詩に定着。「星空の映画館」をテーマに、趣向を凝らした14プログラムを展開した。 

 打ち上げは午後7時45分スタート。「宮殿の宴」と題して、大玉7号10連発で幕開けを飾った。色とりどりの花火や水中花火などが競演する「海へ」、ミッキーマウスなどをかたどった「はなびコレクション」と続き、BGMと融合した花火が次々と打ち上げられた。

 このほか、国内有数の煙花店が製造した大玉花火を打ち上げるプログラムを初めて行ったほか、「Flying Monkey(フライング・モンキー)」と題して、コンピューター制御で音楽とシンクロして打ち上げる「ワイドスターマイン」や、函館港ならではの地の利を生かした陸・海5カ所から打ち上げる「パノラマスターマイン」、函館開港プレ150週年にちなんだプログラムなどが繰り広げられ、最後まで観客を楽しませた。

 大会には約6万人(主催者発表)の観客が来場。大会の様子は「FMいるか」が生中継した。また、開催前には、青函連絡記念館「摩周丸」前の特設会場で地元アマチュアバンドなどによるライブ「函館シーポートブルースライブ2008」が開かれた。

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