かがり火コンサート 松前神楽10座を奏上
update 2008/7/21 14:34
【福島】第13回かがり火コンサート(実行委主催)が20日夜、福島町福島の福島大神宮境内土俵で行われた。幻想的なかがり火の中、福島町松前神楽保存会が神事芸能を披露し、大勢の来場者を魅了した。
1996年から始まった同コンサートの発起人で、5月に急逝した同神宮第16代宮司の常磐井武宮さんをしのび、「追悼 松前神楽」と銘打った。「古里に活力を」とまちづくりに奔走した宮司の遺志を継承しようと有志が集い、松前神楽を10座奏上した。
開演前に常磐井宮司が地域活性化に取り組んだ様子を紹介するビデオを上映し、追悼した。 同保存会のメンバー9人がステージに立ち、笛や太鼓の囃子で躍動的に舞った。家内安全を祈る「八乙女舞」は、福島中3年の笹井奈保さん(15)と田中真実さん(14)がみこ姿で踊り、その優雅な姿にひときわ大きな拍手がわいた。
観客席に獅子舞が飛び込み、子どもらにお菓子を上げる場面では笑い声が響いた。終始和やかな雰囲気で、演目ごとに会場からは「よーそろー(良い候)」とかけ声が上がった。
獅子舞でお菓子をもらった福島小2年の佐々木恋さん(7)は「松前神楽をやってみたくなった」と笑顔。同保存会のリーダー的存在の乳井英一さん(25)は「宮司がわれわれに残してくれた情熱という火をいつまでも燃やし続けていきたい」と目を輝かせていた。
また、畑秀叔渡島支庁長から常磐井夫人の美穂子さんに、宮司が地域活性化に果たした功績をたたえる感謝状が贈られた。
提供 -
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。