亀田港児童館、開館記念式典

update 2007/3/29 16:04

 函館市港、追分の両児童館を統合して新築した亀田港児童館(亀田港町42)の開館記念式典が28日、同児童館で開かれた。井上博司市長や地元の町会関係者、港、万年橋小の児童らがテープカットを行い、完成を祝った。4月2日から利用を開始する。

 式典には地元の住民や小中学生を含め約130人が参加。井上市長は「友達の輪を広げ、大切に使ってほしい」と話した。児童を代表し、春から港小6年の佐藤健志郎君が「たくさん遊び、友達や地域の皆さんとの仲を深めたい」とお礼の言葉を述べた。続いて施設見学やもちつきを行い、参加者にお汁粉が振る舞われた。

 同児童館は鉄骨造りの平屋で、延べ床面積475・9平方メートル。総工費は1億5000万円。港、追分児童館の施設が老朽化したため統合し、港、万年橋小校区の子どもたちが利用しやすい中間地点に移転した。

 集会室や図書室、バスケットボール用のコートを備え、スポーツ教室の開催に対応した遊戯室を整備。パソコンや工作用道具を設置し、中高生の自主的な活動に使用できる創作活動室、地域の高齢者らに昔の遊びを教わるなどの異年代交流を目的とした地域交流スペースがある。

 学童保育所が使用できる児童クラブ室もあり、新年度は利用の予定がないため、市福祉部は母親同士の交流の場にするなど子育て支援事業での活用を検討している。

 館長は前本町児童館長の南條弘道さん(63)が就く。南條さんは「子どもたちのよりどころになれるよう地域の協力を得て魅力ある活動で期待に応えたい」と話していた。

提供 - 函館新聞社



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