手こぎ舟でジュンサイ漁

update 2008/7/17 19:24

 【七飯】湖上に“夏の風物詩”がゆらり―。七飯町西大沼の蓴菜(じゅんさい)沼でジュンサイ漁が行われている。大沼漁協(宮崎司組合長)の組合員8人がそれぞれ手こぎの舟に乗り込み、ゼラチン質に包まれた2―4センチのジュンサイを丁寧につみ取っている。

 湖底に根を張り、湖面に葉を浮かべるジュンサイは茎に新芽を付ける。漁業者は6月22日から、暑い日差しや雨を遮る日笠を身につけ、舟の先端で腹ばいになり新芽を採取している。ジュンサイは地元の土産物店で売られる。

 同漁協は自然保護のため午前7時から同11時半、午後1時から同4時まで時間を限って採取し、4日間の出漁後は3日間休漁する形を取っている。昨年の水揚げは1・8トンで、ことしは2トンを目指し、8月15日まで漁を続ける。

提供 - 函館新聞社



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