YOSAKOIチーム「夢限舞童」が10周年
update 2008/7/16 14:22
函館を拠点に活動するYOSAKOIソーランのジュニアチーム「夢限舞童」(外崎仁代表)が、ことしで結成10周年を迎えた。YOSAKOIソーラン祭り(組織委主催)のジュニアコンテスト部門で2度の大賞を受賞している実力チームで、メンバーは節目を契機に一層の活躍を誓っている。
現在、小学4年から中学3年生まで20人が在籍し、藤枝直哉君(函館椴法華中3年)をチームリーダーに週3回の練習に打ち込む。結成は1998年で、別のチームに所属していた外崎代表が、子供たちのYOSAKOIチームを作ろうとメンバーを募ったのがきっかけだ。
当時はジュニア専門の大会がなかったため、地元での活動が中心だったが、05年に創設された同祭りのジュニアコンテスト部門で初代大賞に輝き、その後の06、07年は準大賞、ことしは3年ぶりの大賞奪還を果たした。
ことしの演舞は滝沢馬琴原作の伝奇小説「南総里見八犬伝」がモチーフで、「仁義八行の玉」を表した8本の旗をたなびかせ、ダイナミックな演舞を展開。終盤では八犬士が主君のために結集する場面を表現し、「夢に向って突き進むイメージを表した」(外崎代表)という。藤枝君も「メンバーがコミュニケーションを取り合った。一つの踊りを作りあげようという思いが集まった成果」と話す。他の実力チームと比較して踊り子の数は多くないが、それを補うだけの見応えある演舞を完成させた。
この10年間、チームとして充実した成果を残した一方、解散の危機に直面したこともあったという。外崎代表は「メンバーの熱意はもちろん、何かあったとき保護者にも協力していただいた」と振り返る。
6月20、21の両日には、日米修好通商条約による5都市開港を記念して横浜市で開かれた「ポート・タウンフェスティバル」のステージイベントで演舞を見せた。今後も市内外のイベントなどへの出演を予定。藤枝君は「皆が感動する演舞を披露していきたい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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