遺愛高地学部、21日に「海岸漂着物展」
update 2008/7/16 14:22
函館市内で1997年から海岸のごみの調査を続けている函館遺愛女子中学・高校(野田義成校長)は「海の日」の21日、活動の成果をまとめた「海岸漂着物展」を函館市地域交流まちづくりセンター(末広町4)で開く。北海道洞爺湖サミットを機にした環境問題への意識の高まりを受け、海の実態や地球環境について考えてもらおうと初めて企画した。同校地学部の倉又千咲部長(高3年)は「身近な海がごみであふれている現状を知ってほしい」と呼び掛けている。
同校では海と環境について考えを深めようと、97―2003年は同校地学部が活動の一環として、04年からは全校ボランティアとして大森浜などで漂着物の調査を実施。ごみの種類や材質、国籍などを記録し、流れ着く経緯や起源などを分析している。
当初から活動に携わる同部顧問の雁沢夏子教諭は「韓国や香港など海外のものもあるが、市内や近郊と思われるごみが大半」と指摘。「意図的でなく、ごみ捨て場から風に飛ばされた場合もあるだろうが、海に入れば処理できなくなる。ごみの捨て方や発生源を考えないと問題は解決しない」と話す。
当日は、漂着物の実物や活動内容をまとめた展示物などを並べるほか、函館商業高、函館大妻高の取り組みなども紹介する「高校生環境ポスター展」も同時開催する。
午前11時―午後5時半。入場無料。問い合わせは同校TEL0138・51・0418。
提供 - 函館新聞社
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