杉村太蔵氏の擁立断念…自民8区 候補者新たに3人
update 2008/7/10 11:53
自民党衆院道8区(今津寛暫定支部長)は9日、次期衆院選候補として浮上していた現職の杉村太蔵氏(28)=比例南関東ブロック=の擁立を断念した。函館市内のホテルで同日開いた候補者選考委員会に、川尻秀之委員長が報告し了承された。新たに道南在住の男性2人の名前が他薦で挙がっていることを伝え、当初から候補対象となっている男性1人を加えた3人の中から、今月中をめどに選考する方針を決めた。
会議は非公開で行われ、終了後に川尻委員長が会見。杉村氏については先月中旬、党の古賀誠選対委員長から「8区擁立は当てにしないでほしいと言われた」と明かした。杉村氏は昨年の知事選や参院選で8区入りし応援演説などをしており、選考委員から「礼儀正しく熱心。候補にふさわしい」とする声があった。ただ、杉村氏は1区から出馬する考えを崩しておらず、党本部も8区への転出は難しいと判断した。
新たな候補対象者2人は個人や団体からの他薦で、川尻委員長が推薦者へ本人の意向を確認させている。当初から名前が挙がっている1人について、川尻委員長は「現在も出馬に前向きと受け止めていると思う」と述べた。
選考委に先立ち8区の拡大役員会が開かれ、今津暫定支部長も出席。今津氏は「郷土のために命がけで戦う候補者を、慎重な上にも早急に選考してほしい。8区は道内12選挙区で保守票が1、2位の地。結集さえできれば必ず勝利できる」と期待を寄せた。
提供 - 函館新聞社
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