支庁再編 徹底抗戦…江差町

update 2008/7/9 13:46

 【江差】濱谷一治江差町長は8日の町議会議員協議会で、道の支庁再編条例可決に抗議する「町民総決起集会」を7月下旬にも町内で開く方針を明らかにした。条例施行の阻止も視野に入れ、町民の結集を求めていく考えだ。

 総決起集会には、道町村会長の寺島光一郎乙部町長ら桧山管内の町長、町議会議長に参加を要請する。道議会で条例案に反対した自民党道議3人、同じ支庁廃止地域の根室・留萌両市と日高管内浦河町の首長らにも出席を呼び掛けていく方針という。

 濱谷町長は「今後の国会審議を見守るだけではなく、自ら行動し訴えていく必要がある。住民集会を国政の場に向かうスタートラインとしたい」と述べ、支庁再編に徹底抗戦していく構えを見せた。町議会も濱谷町長の方針に同調した。11日に町内で開かれる、桧山支庁存続を求める住民団体の総会でも同様の運動方針を決議する見通しだ。

 道は支庁再編を進める一方、現行14支庁と35市区からなる48の道議選挙区は現状維持とする方針。選挙区を支庁単位と定めている公選法の改正が必要で、法改正後でなければ14支庁を9総合振興局に再編する条例も施行できない。

 法案を審議する参議院では「ねじれ現象」で、民主党などの野党が過半数を確保。既に民主党北海道の鉢呂吉雄代表をはじめ、同党では複数の国会議員が支庁再編に反対しているほか、公選法改正についても「地域の同意がない。認めるべきではない」と慎重姿勢を示している。

提供 - 函館新聞社



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