サミットに合わせ、スリランカの子どもが描いた絵画展

update 2008/7/8 13:05

 北海道洞爺湖サミットに合わせ、スリランカの子どもが「50年後の環境」をテーマに制作した「明日の地球環境を考える絵画展」(NPO法人河川環境基金函館支部主催)が12日まで、函館市地域交流まちづくりセンター(末広町4)で開かれている。6―15歳の子どもたちがスリランカの今と未来を描いた100点を展示。環境破壊への不安や危機感を訴える作品も並んでいる。

 絵画は、2002年に東京都内で開かれた「スリランカ国交樹立50周年記念イベント」(アジア環境保全機構主催)で展示された作品の一部。同年以降、全国にある河川環境基金の支局・支部が絵画展を開いている。道内での開催は今回が初めて。

 子どもたちはゾウのふんを原料とした再生紙で絵画を制作。緑豊かな森を描いている一方、工業化が進むスリランカの現状をとらえ、森林伐採やごみで汚染された河川、ゾウの死がいなどで自然破壊、地球温暖化を表した作品も多く、未来への希望と不安を織り交ぜている。

 同支部の佐久間正昭さんは「道南の小・中学生にもこの絵を見てもらい、未来の地球環境について考える機会にしてほしい」と話している。午前9時から午後6時まで。

提供 - 函館新聞社



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