道教大附属特別支援学校が初の「実地研修」企画

update 2008/7/8 13:05

 道教大附属特別支援学校(松木貴司校長)は本年度、授業参観や体験学習などを盛り込んだ教職員向けの「実地研修」を企画している。同校の研究実践を地域に還元し、地域における特別支援学校のセンター的機能の充実化などが目的。同校として初めての試みで、郡川孝行担当教諭(41)は「教育現場で悩む先生たちが特別支援教育の在り方、支援方法を考えるきっかけになれば」としている。

 実地研修は、郡川教諭が特別支援教育コーディネーターとして教育相談を行っている市内幼稚園、学校での「特別支援教育について学ぶ機会があれば」との意見などを参考に企画した。本年度は試験的に実施し、結果を踏まえて来年度以降も継続したい考え。

 本年度は第1期(14―17日)と第2期(12月)に分けて予定。7月は期間中のいずれか1日、同校の各学部での授業見学や同校の教育実践についての講義、12月は2日間の日程で授業見学や授業参加などを計画している。

 郡川教諭は「小・中学校、高校など子供の成長段階で変化する学習形態などを見ることで、今かかわっている子供たちの方向性や支援法を考える手掛かりになれば」と話す。

 7月の募集枠は既に埋まっているが、参加希望者や興味のある人は同校TEL0138・46・2515へ。

提供 - 函館新聞社



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