大黒通りなどで七夕まつりイベント

update 2008/7/8 13:04

 函館市弁天町の大黒通りで7日夜、「七夕まつり」(実行委主催)が開かれた。通りの各所で「竹に短冊七夕祭り…」と菓子をもらい歩く子どもたちの歌声が響く中、イベント会場の大黒ひろばでは、短冊に願い事を書いてササの葉に飾る子どもの姿が見られた。

 ことしは地域の歴史を伝えようと、実行委が子どもを集めて幕末に幕府が設置した弁天砲台跡地を案内し、船見町の実行寺の史実に基づいた絵本のスライドを上映。市内の折紙講師松見博子さんが七夕の「七つ飾り」の由来を説明したほか、環境に関心を持ってもらおうと、自転車タクシー「ベロタクシー」の試乗会も行われた。

 参加した田中悠馬君(弥生小6年)は「頭が良くなるよう短冊に書いてお願いした。菓子をたくさんもらったので、ちょっとずつ食べようかな」とにっこり。

 一方、本町地区の商店街では、「七夕祭りウォークラリー」(実行委主催)が催された。今年は恒例の歩行者天国が中止となったが、大勢の子どもたちや家族連れが商店街を練り歩き、次々と抽選会場に詰め掛けた。

 ウォークラリーは歩行者天国に代わる祭りの呼び物として、地元の五稜郭商店街振興組合(小島正彦理事長)が初めて企画。6、7の両日に1日200枚ずつの参加券が配られ、指定された7店でスタンプを集めるとくじに参加でき、抽選で自転車や米などが当たる。

 7日の抽選会は浴衣姿の子どもたちでにぎわい、抽選時間が予定より2時間延長される盛況ぶりだった。スタンプを集め終えた参加者は、八角形の抽選器を回して出てくる玉の色に一喜一憂していた。毎年祭りに訪れるという市内の女性は「歩行者天国がないのはさみしいが、入ったことのないお店の雰囲気が見られて楽しい」と話していた。

提供 - 函館新聞社



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