函館市、2億円の影響 公共施設の暖房費増加…原油価格高騰

update 2008/7/5 10:55

 原油価格の高騰を受け、函館市の公共施設や公用車で使用するA重油や灯油、ガソリンの費用見込みが当初予算を大きく上回っている。

 市財政課によると、市内の学校や社会教育施設、公用車などの空調代や燃料代は本年度当初予算で5億1800万円だが、5月の単価で試算したところ1億3600万円増加した。6月以降も原油高騰が続いており、6月単価では当初予算を2億円ほど上回る見込みという。

 比重が大きいのが小中学校と公共施設の暖房費。小学校は9000万円の予定が5月単価で2600万円増加、中学校も5000万円が同1500万円増えた。社会教育施設では市民プールが2100万円の当初予算から同600万円増えた。

 同課は「子供たちに寒い思いはさせられないが、他の社会教育施設は暖房温度を低めに設定するなど利用者に理解していただくしかない。管理費など徹底した経費の節減も図っていく」と話している。

提供 - 函館新聞社



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