江差町歴まち商店街協同組合、環境に優しい「風呂敷」販売

update 2008/7/4 09:59

 【江差】北海道洞爺湖サミットを控え、江差町歴まち商店街協同組合(室谷元男理事長)は、町内の“ニシン伝説”をモチーフにした風呂敷を発売した。風呂敷は、自由自在な結び方で、多様な荷物が持ち運びできる古くて新しい「エコ・グッズ」。同組合は「資源の大切さや身の丈に合った暮らしの大切さを世界に発信したい」として、環境に優しい風呂敷の復権に期待を寄せている。

 同組合は、環境問題が主要テーマとなる今回のサミットに合わせ、オリジナル風呂敷の制作を開始。絵柄は、町内の姥神大神宮にまつられている「折居さま」の物語を、愛知県のペン画家・柄澤照文さんが優しい作風で描いた。

 江差が飢餓に見舞われた500年前、村人が飢えから救われるよう祈る「折居さま」の前に、白髪の老人が立って、教えとともに小さな瓶を授けた。瓶に入った白い神水を海に注ぐと、前浜にはニシンの群れが押し寄せるようになったという伝説だ。

 室谷理事長は「伝説はニシンの取りすぎをいさめ、身の丈にあった暮らしの大切さを物語っている。環境にも優しい風呂敷に描くことで、その精神を広くアピールしたい」と語る。青、緑の2種類を150枚ずつ制作。同神宮前の「壱番蔵(いちばんぐら)」で1枚2800円(税込み)で販売中。一升瓶やスイカなどのユニークな包み方や、トートバッグなどをイメージしたおしゃれな使い方も紹介している。同組合のホームページ(http://homepage1.nifty.com/esashi/)でも通信販売を始める。問い合わせは江差商工会TEL0139・52・0531へ。

提供 - 函館新聞社



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