週末に市内各地で七夕まつり

update 2008/7/4 09:58

 函館に夏の訪れを告げる風物詩、7月7日の七夕にちなんだ催しが今週末から市内各地で開かれる。祭りで地域を盛り上げようと、湯川商店街振興組合は5、6日に「第16回千勝まつり」、弁天町の大黒通りフェスティバル実行委員会は7日に「七夕まつり」を企画し、広く参加を呼び掛けている。

 「千勝まつり」は5、6の両日午後1時から。湯川町2の旧函館信金付近の通り約120メートルを歩行者天国にし、5日にはもちつき大会を実施し、先着150人にもちを振る舞う。函館高専の学生による「ロボットで遊ぼう」、函館湯川中ブラスバンドの演奏会などもある。

 2日間にわたってビアガーデン、フリーマーケット、地元商店25店舗が安価で商品を提供する「わや市」を開催。6日は先着300人に温泉ゆで卵を無料配布する。湯川商店街振興組合は「大勢の市民に来てもらってまちのにぎわいをつくり、商店街の活性化につなげたい」と期待している。

 ことし20回目を迎える7日の大黒通り「七夕まつり」は午後6時40分から、子どもたちが通りを練り歩く七夕行列、同7時から通りにある大黒ひろばで太鼓演奏やライブなどの催しを予定。例年と趣向を変え、参加する子どもたちに地元の歴史を知ってもらう企画を考えた。

 幕末に幕府が設置した弁天砲台跡地を案内し、200年の歴史を持つ船見町の実行寺の史実に基づいた絵本のスライドを鑑賞。エコに関心を持ってもらおうと、環境に優しい乗り物として脚光を浴びている自転車タクシー「ベロタクシー」の見学会も行う。実行委の澤田石久巳代表は「七夕の意味や地元の歴史、環境問題に関心を持つ機会にしたい」と話している。

 このほか、市内では「五稜郭タワー七夕まつり2008」(5、6日午後5時から)、五稜郭商店街振興組合の七夕祭り「ウオークラリー」(6日午後2時から)、「金森七夕まつり〜星の庭」(6日午前11時から)などが行われる。

提供 - 函館新聞社



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