ガソリン 過去最高に…7月の石油価格
update 2008/7/2 09:13
原油高に伴う石油元売り各社の卸価格の値上げにより、函館市内などで1日、ガソリンの小売価格が相次いで値上げされた。函館消費者協会(米田イツ会長)が同日行った7月の石油製品価格調査によると、レギュラーガソリン(1リットル当たり)の平均価格は、フルサービス式が前月比9・34円高の182・25円、セルフサービス式が同9・73円高の179・40円。ガソリン価格は同協会が毎月の調査を開始した1974年4月以降、最高値を記録した。
調査対象は函館、北斗両市内の25店舗。レギュラーガソリンの最高値は、フルサービスで186円(前月比4円高)、最安値の店は179円(同19円高)。セルフ式では最高値が181円(同10円高)、最安値が179円(同)だった。前年同月と比べると、フル、セルフとも45円前後の大幅な値上がりを見せた。
急激な円安で過去最高の水準だった82年8―11月の記録を更新し、価格高騰に歯止めが掛からない状況だ。
米田会長は「一般消費者は買い控え以外に打つ手がない状況。既に原油高は家庭生活全般を脅かしていて、地域経済に暗い影を落としている」とした上で、「今後もさらに値上げが予想され、国際レベルの抜本的対策が必要不可欠」と話している。
提供 - 函館新聞社
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