クールアースデーに合わせ ノーマイカーと一斉消灯…北斗市

update 2008/7/2 09:13

 【北斗】北海道洞爺湖サミットが開幕する7日が「クールアース・デー」(地球温暖化防止の日)と定められたことを受け、北斗市は同日、職員の通勤に自家用車を使わず、本庁舎と分庁舎を所定の執務時間終了時に一斉消灯することを決めた。ことし3月に策定した市地球温暖化対策実行計画に基づく取り組みで、同時に職員の意識啓発と市民へのPRを狙っている。市は「この取り組みが全市に広がれば」としている。

 同計画は本年度から2012年度までの5カ年で、基準年度(06年度)の温室効果ガス排出量を約6%削減することを目指しており、庁舎内での照明や電子機器、冷暖房の使用法、リサイクルなどの具体的な取り組みを示している。

 今回は市職員266人(6月末現在)を対象に、(1)通勤は徒歩か自転車、JRやバスなどの公共交通機関を利用(2)本庁舎、分庁舎は午後5時半で消灯―の2つの取り組みを実施する。道の環境宣言では自動車を乗らないことで一人1キロ当たり232グラムの二酸化炭素削減と15円の節約、蛍光灯1本の消灯で1時間当たり19グラムの二酸化炭素削減と1円の節約になるとされている。同数値に基づき、市はノーマイカー運動で1万5000円と二酸化炭素削減232キロ、一斉消灯で56円、同32キロの効果を見込んでいる。

 市は「一斉にできるもの、気持ちさえあればできる取り組みばかり。今回の取り組みを環境対策の契機としたい」と話している。

提供 - 函館新聞社



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