太陽の光で輝くイルミネーション展示…未来大
update 2008/7/1 09:53
北海道洞爺湖サミットに合わせ、公立はこだて未来大(中島秀之学長)の3年生8人がエネルギー問題をテーマにしたプロジェクト学習「函館ルミナート」に取り組んでいる。市民への啓発活動として、6月30日には京都のアーティストによる太陽電池パネルを使ったイルミネーション作品の展示、学生による調査発表のパネル展が同大で始まった。いずれも11日まで。
同大は2005年度から2年間、科学技術や光学研究を生かした地域貢献として同学習を実施。エコロジー(人間生活と自然との調和)の観点から市民に電気の無駄などを考えてもらおうと本年度、活動を再開した。12月に学生の最終報告を予定している。
イルミネーション作品は、京都市立芸術大の砥綿正之准教授(49)と京都嵯峨芸術大の松本泰章教授(同)が制作。太陽電池パネル4枚が入った鏡面ガラス(高さ2200センチ、横幅72センチ、厚さ9センチ)を同大前庭に立て、周囲に設置した36個のクリスタル型LED(発光ダイオード)がその電力で光る。太陽光の向きなどで光量が変化する仕組みで、砥綿准教授は「ささやかな光を感じて」、松本教授は「写真では伝わらない光を体験してほしい」と話す。
一方、学生のパネル展は7つの発電方法の仕組みや二酸化炭素排出量などを紹介。プロジェクトリーダーの西裕子さん(20)は「エネルギーの大切さを感じて」とPRする。問い合わせは同大TEL0138・34・6133。
提供 - 函館新聞社
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