ガソリン180円台へ…駆け込み給油 月末恒例に
update 2008/7/1 09:53
原油価格の高騰で7月から石油元売り各社が卸売価格を引き上げるのに伴い、函館市内のガソリンスタンド(GS)では30日、駆け込み給油で混雑する光景が相次いだ。多くの給油所が10円前後の値上げに踏み切るとみられ、レギュラーガソリンの販売価格は1リットル当たり180円台に突入する見通し。3カ月連続の大幅値上げで、駆け込み給油も月末恒例に。家計への負担は一層大きくなりそうだ。
この日、JR五稜郭駅近くのセルフ式給油所では、平日にもかかわらず午前中から車列が途絶えず、1000円分など少量を給油する客が目立った。5リットル分の給油に訪れた市内の主婦(55)は「少しでも安い店を探して来た。10円の値上げでも家計への打撃は大きく、毎月の値上げに付き合わされるのはもううんざり」とため息を漏らす。
市内でGS5店舗を展開する業者は1日の開店と同時にレギュラー1リットル当たりセルフ式で179円台、フル式で182円台に値上げする見込み。同店は「量販店は他店の動向を見て値段を変えるところが多いのでは」と話す。
同じく1日からの値上げに踏み切る別の販売店は、フルサービスでレギュラーの販売価格が180円を超える見通し。同店は「最近はお客さんの方が値上げに敏感。毎月末になると駆け込み給油で混雑するのが当たり前になった」という。管外に本社のある市内のセルフスタンドでは30日、店の従業員を通常より増やして利用客の対応に当たっていた。
このほか、北海道電力(札幌)も原油高に伴い、7―9月の電気料金を値上げ。原油価格の上昇に連動した「燃料費調整制度」に基づく措置で、標準家庭(1カ月30アンペア・260キロワット時)では1カ月当たり68円の値上げとなる。
提供 - 函館新聞社
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