採血器具使い回し 函館でも138人
update 2008/7/1 09:52
微量採血器具のキャップの使い回しが函館市内でも行われていたことが、30日分かった。市立函館保健所の発表によると、函館市と合併する前の旧椴法華村で96人、旧南茅部町で42人の計138人に上り、市は今後、特定可能な対象者に肝炎検査を受けるよう勧める。
この採血器具は主に血糖値測定に使われ、針と針の保護部分は毎回交換するが、これをさらに保護するキャップ(先端カバー)の部分をアルコール消毒して複数人に使用していた。針を交換しても周辺に付着する血液から肝炎の感染が否定できず、厚生労働省からの調査要請を受けて調べた。
使い回しがあったのは、旧椴法華村では1998―2004年度に実施した村民ミニドック結果説明会、定例健康相談、庁内健康相談、村民文化祭健康相談、糖尿病個別健康教室。03、04年度対象者35人は特定可能だったが、98―02年度の61人は特定できなかった。
旧南茅部町では97、01、02年度の高脂血症予防教室で、02年度の18人は特定できたが、97、01年度の24人は特定不能だった。
同市では無料で肝炎検査を受けることができるため、各地の支所などで心当たりの人への検査を勧める。対象者に対しては、市立恵山病院で7月8日午前8時15分―午後4時45分、市立南茅部病院で同10日午後2時―3時に出張肝炎検査を実施する。詳しくは同保健所東部保健事務所TEL0138・86・3033。
提供 - 函館新聞社
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