医療関連の図書充実…函病内に患者情報室「フォンテ」開設

update 2008/7/1 09:51

 市立函館病院(吉川修身院長、港町1)は1日、患者と家族に病気や治療方法の情報を提供する患者情報室「フォンテ」を院内に開設する。従来の「やさしい医学書コーナー」を移設、リニューアルし、スペースや開設日を拡大。医療関連の図書を充実させ、インターネットを配備した。新たに看護師も配置し、利用者の相談にも応じる。

 治療への不安解消や、患者・家族と医療者の情報共有などを目的に、同病院は2005年6月から医学書コーナーを設置。図書の充実、開設日数や時間の延長を要望する利用者の声を受け、外来患者も利用しやすい1階の旧医療連携室に場所を移した。同病院は「利用者が知りたい情報にたどり着ける場とし、看護師の配置が相談を受けるきっかけづくりにもなれば」と期待する。

 蔵書は、がんや糖尿病などの病気に関する図書が300冊、体の仕組みなどをテーマにした子ども向けの図書や一般の絵本が200冊。同病院の入院案内や疾患別の治療の流れなどを説明する資料も用意した。このほか、インターネット用のパソコンを2台、医療関連のビデオやDVDソフトを視聴するテレビも備えた。

 部屋は従来の約3・5倍の広さの約30・3平方メートル。開設日は週2回から月―木曜の週4回に増やし、図書館司書の丸山泉さん(51)か看護師の高橋萬里さん(60)が常駐する。外来患者も利用できるが、図書の貸し出しは入院患者とその家族に限る。午前9時から午後3時まで(正午から午後1時までは昼休み)。

 問い合わせは同病院庶務課TEL0138・43・2000(内線4203)。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです