新選組の足跡めぐりなど4点…一般公募の体験型観光プログラム採用案
update 2008/6/30 09:46
新撰組の足跡巡り、イクラ作り体験―。函館市観光コンベンション部は29日までに、一般公募した体験型観光プログラム「地域でつくる小さな旅」の採用案4点を決定した。4つのアイデアは、10月18日―11月9日に湯の川温泉街を主会場に開催されるイベント「第4回はこだて湯の川オンパク」(実行委主催)のプログラムとして実現する可能性もあり、地元住民お薦めの函館の楽しみ方を観光客に提供する。
「地域でつくる小さな旅」は、函館市の観光客入り込みが低迷する中、多様化する観光ニーズに対応しようと、市民らが思い描く観光プログラムの創出を目的に初めて企画。5月中旬から約1カ月にわたって、市のホームページ上や市内各所に設置したチラシで呼び掛けたところ、市内を中心に遠くは東京から合計12件の応募があった。
審査は観光関係者5人が当たり、独自性・新規性や実現性、地域性などを基準に判断。優秀プログラムに選ばれたのは、(1)「土方歳三 蝦夷の道&箱館戦争物語」(2)「下海岸、絶景・絶叫そして癒しの小旅行」(3)「香雪園園亭にて(着物姿で)お月見を兼ねてのミニコンサート」(4)「函館朝市でおいしい朝ごはん」。考案者は市内・近郊の3個人と1団体だった。
(1)は、新撰組の上陸地・森町鷲の木から最後の戦場となった五稜郭まで、道南ゆかりの地をピックアップして巡回。(2)は、旧戸井、恵山町で渓谷沿いなど景観の良いスポットに出向いた後、温泉入浴や旬の食材を取り入れた食事を楽しむ。(3)は、参加者が着物の着付けをしてもらって夜の園亭で音楽を聞くという風情のある内容。(4)は、イクラ作りを体験し、カニ汁や新鮮な魚介類などとともにぜいたくな朝食を堪能する。
実行委の河内孝善事務局長は、(1)と(2)をオンパクプログラムの候補に挙げ、7月上旬に考案者を交えた具体的な協議をすすめる予定で、「函館ならではの魅力を引き出すものとして楽しみにしている」と話す。同部は「市民提案型の観光メニューとして、面白みのあるものがそろった」とし、今後も地域活性化の取り組みとして継続する予定という。
提供 - 函館新聞社
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