メンバー2人全国大会へ…しりうち緑の少年団、道代表に

update 2008/6/26 23:10

 【知内】植樹や山林の清掃活動、自然観察などで子どもたちの健全育成を図る知内町の「しりうち緑の少年団」(市川瑞樹団長、団員17人)が、7月30日―8月1日の3日間、福島県郡山市や会津若松市の猪苗代湖周辺で開催される「第19回緑の少年団全国大会」(全国緑の少年団連盟など主催)に、道代表として初めて出場することが決まった。道代表は同少年団だけで、引率する同少年団育成会の五十嵐捷爾会長は「活動が評価されてうれしい。全国大会での貴重な経験が今後の活動の弾みになるはず」と喜んでいる。

 ことしで10年目を迎えた同少年団の地域貢献活動と人材育成が評価された形で、全国大会には昨年度の団長の阿部島千優さん(知内小6年)、副団長の岡田桃代さん(同)の2人が出席する。

 同少年団は町民有志によって1998年5月に発足。「自然との共存」を活動趣旨に掲げ、知内町内の山林の草刈りやごみ拾い、緑の募金活動などを精力的にこなし、規律ある団体行動で子どもたちの協調性や自主性もはぐくんできた。

 「森林との共生」がテーマの全国大会には、各都道府県の関連団体から約1500人が集まる。期間中は合宿をし、各団体の活動報告の発表や意見交換を図るほか、清流散策、昆虫観察、遺跡出土品の見学などの体験学習も行われる予定だ。

 同育成会事務局の竹田徹夫さんは「団員を代表して大会に参加する2人には積極的な行動でプログラムに参加し、視野を広げて来てほしい。他の団員の良い刺激にもなる」と期待する。

 阿部島さん(11)は「緑について知識を深め、学んだことを仲間に伝えたい」、岡田さん(11)は「大勢が集まる大会に参加するのは不安もあるが、精いっぱい勉強してきたい。友だちもたくさん作りたい」と声を弾ませている。

提供 - 函館新聞社



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