裁判員選任で集団面接…模擬裁判
update 2008/6/25 09:51
来年5月の「裁判員制度」導入を前に、7回目の模擬裁判が24日、函館地裁で始まった。26日までの3日間、市民から選任された6人の裁判員役が加わり、架空の殺人未遂事件を審理し、判決を出す。この日の裁判員選任手続きでは、候補役の市民らが5、6人のグループで裁判官から面接を受ける質問手続きを同地裁で初めて実施、本番を想定した一連の流れを確認した。
3日間にわたり模擬裁判を行うのは1月に続き2回目。裁判員候補役として、市内や近郊の企業、団体などの協力を得て、独自に作成した候補者名簿から無作為に選ばれた24人が集まった。
裁判員選任の質問手続きでは、24人のうち個別面接に13人、集団面接に2グループ11人が臨み、柴山智裁判長が「3日間参加可能か」「審理する事件当事者とのかかわりがあるか」などを質問した。
個別面接を受けた候補役は「休むことのできない仕事がある」「会社の取締役会があり参加できない」などの辞退理由を述べた。事前の調査で特に辞退する理由がないと答えていた候補役を5、6人のグループとして実施した面接では、1人当たりの面接時間が個別面接と比べ短縮されるなど、手続きの簡略化の効果があった。
午後からは、抽選で決定した6人が法廷の裁判員席に座り、殺人未遂事件の検察、弁護側双方の冒頭陳述、証人尋問などが行われた。
提供 - 函館新聞社
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