28、29日に劇団自由飛行館25周年記念公演

update 2008/6/23 10:02

 函館や近郊の演劇愛好家で構成される「劇団自由飛行館」(みのゆづる代表)の創立25周年記念第一弾「ま・ど・う」(神品正子作)が28、29の両日、金森ホール(末広町14)で開かれる。4人の女性が18歳から40歳までにたどる苦悩、悲劇などを描いた作品。みのさんは「流行のドラマもあったり、今の時代に合った内容を楽しんでほしい」と来場を呼び掛けている。

 同劇団は1983年、4人で創立。現在の団員は女性7人、男性2人の9人。演出はみのさんが担当。1年に約2回、同ホールや市芸術ホールなどで公演し、今回は46回目を迎える。キャストと舞台づくりは全員で行う。手作りの公演について「照明など裏方作業も自分たちで行うことで、より良い舞台ができることや、費用を抑え、入場料を安くしてお客さんに楽しんでもらうことができる」とみのさん。

 団員に女性が多く、今回の公演の題材に女性のドラマを選んだ。18歳の女子高生4人が仕事、家庭、恋愛、趣味とさまざまな生き方を選び、自分の世界を惑いながら見出して生きていく。年代は1980年ごろのバブル経済期から21世紀を迎えるまでで、劇団の歴史とも重なっている。また、最近のテレビドラマで40歳前後の女性たちのaオ藤や苦悩を描いたドラマもあり、みのさんは「4人の生きざまを叙事的に描いていく。偶然だが、劇団が成長した時代の話で、なおかつ、今、流行の話題になっている」と話している。

 開演時間は、28日は午後6時半、29日は同2時。入場料は一般1300円(当日1500円)、学生800円(当日1000円)、小学生300円(当日400円)。前売り券は松柏堂プレイガイドで発売中。問い合わせは同劇団事務所TEL0138・65・8891。

提供 - 函館新聞社



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