自転車商戦スタート

update 2007/3/26 19:06

 春の温かみが増している中、函館市内では、自転車を軽快に走らせる市民の姿が目立ち始めた。市内のホームセンターや自転車専門店でも、通勤、通学用にと、新しい自転車を求める人が多く訪れており、各店によると、この時期は一年で最も自転車が売れるシーズンという。最近は安さばかりを求めるより、長く安全に使うことができるものが注目されているようだ。各店は商戦ピークを、進学先や転勤先が決まる3月下旬から4月上旬にかけてと予想している。

 市内本通1のスピード商会本通店では、幼児から大人まで幅広い世代の来客に応える自転車が常時100台以上並ぶ。最近は、アルミニウム製のフレームのものが軽量で丈夫ということで人気という。価格は2―3万円。

 同店チーフの五十嵐聖治さん(52)は、「以前は、価格が手ごろの1万円以下の商品が売れ筋だったが、耐久性の低さに問題があり、少し高価でも、安全に長く利用できる商品が見直されている」と話す。

 市内石川町231のホームセンターホーマックスーパーデポ石川店では、13日から屋外に専用コーナーを設置。通勤、通学用自転車を中心に約500台を並べている。各用途とも価格は1万5000円前後が売れ筋という。

 売り場担当の西嶋大志さん(31)は「函館は、ほかの地域に比べ、各世代でママチャリと呼ばれる軽いタイプがよく売れる」と話す。人気のママチャリは、Uの字に曲がったハンドル、前カゴ、後方荷台付き、倒れにくいU字の両立スタンド装備で、デザイン性より使い勝手を重視している。

 快適で安全走行のためには整備が重要。市内中道1の自転車店マルイチモーターの市戸輝夫店長(59)は購入直後は、ネジなどがゆるむ可能性が高く危険と指摘。「異常を感じなくても、購入から2カ月以内には必ず専門店で初期点検を。ブレーキやワイヤーは2年に1回は交換をしてほしい」と話している。

提供 - 函館新聞社



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