ツチクジラの料理講習と講演会
update 2008/6/22 14:21
市民を対象にしたツチクジラの料理講習と講演会(函館くじら普及協議会主催)が21日、函館大妻高校(柳町)で開かれた。参加した40人は、道南沖で本年度捕獲されたツチクジラ肉を使ったハンバーグやソテーの調理法を学んだほか、函館と縁の深いクジラに関する知識を深めた。
5月25日に漁が解禁されたツチクジラについて、広く市民に知ってもらおうと企画した。料理講習では、函館水産物商業協同組合調理講師の秋保栄さんがチーズ入りハンバーグ、薄切り肉のソテー、竜田揚げ、さらしクジラの酢みそあえの4品の調理方法を紹介し、実演した。参加者はハンバーグの生地をフライパンで焼いて皿に盛り付け、用意されたさまざまなクジラ料理と一緒に味わった。
講習に先立ち、北大大学院水産科学研究院の松石隆准教授(43)が「函館と鯨」と題して講演。魚類との違いや縄文、幕末期、戦後の函館とクジラの関係などを解説し、ツチクジラ肉について「低カロリー、低脂肪で高タンパク。無酸素運動での抗疲労性のある『バレニン』が多く含まれ、不思議なパワーがある」と説明した。
参加した函館市の福田栄子さんは「クジラ料理は小さいころ食べて以来。おいしそうなメニューを知ったので、家に帰ったら早速挑戦してみたい」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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