函館寄港の飛鳥2・乗客が椴法華ツアー
update 2007/3/26 19:05
函館港に入港した豪華客船「飛鳥2」(郵船クルーズ、5万142トン)の乗客向けに、地場の海の幸を味わうツアーが25日、椴法華港で開かれた。当初の定員30人を上回る55人が参加。ウニの殻向き体験や、活エビの刺し身、脂の乗ったホッケなど、地元漁師らが調理した旬の特産料理に舌鼓を打った。
同ツアーは、新たな函館の魅力を体験したもらおうと、市が初めて企画。椴法華観光協会、えさん漁協椴法華支所青年部、同女性部、椴法華地域振興グループが協力した。豊富な食事のほか「ホテル恵風」での温泉入浴付きで、参加費は1万円。
港内の倉庫を利用した会場には、午前11時半ごろ乗客が到着。テーブルの上には所狭しと、さまざまな食材が並べられた。早速、おけの中に生きたままのボタンエビが入れられると、参加者から「逃げないうちに食べなきゃ」と歓声が上がり、教わった殻のむき方をまねて、味わった。
そのほか、自分でウニを割って炭火焼きにして味わう体験や、前浜でとれたガゴメコンブ(トロロコンブの仲間)など数種類のみそ汁や、天然ノリ弁当などを用意。地元の漁師らとも意気投合しながら、笑顔と会話の輪が広がっていた。
東京から夫とツアーに参加した江上トシ子さん(71)は、函館には何度も訪れているが、椴法華地区は初めて。「東京では見たこともないような食材ばかり。タラの刺し身や活エビなど、どれもおいしく大満足です」と、喜んでいた。
サクラマスを使用したちゃんちゃん焼きづくりに汗を流した、同漁協青年部の藤枝章三部長(39)は「旬のものをそろえたので、味には自信がある」と話し、初の企画に手応えを感じていた。
提供 - 函館新聞社
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