函館で2人目「金」佐々木さん…少年補導員全国表彰

update 2008/6/20 14:56

 長年、少年補導員として活動を続け、青少年の非行防止に尽力した人を表彰する本年度の全国少年補導功労者表彰が決まり、函館西署少年補導員連絡協議会顧問の佐々木幸吉さん(77)が栄誉金章に選ばれた。函館市内の金章受賞者は1995年以来2人目。このほか、函館中央署少年補導員連絡協議会副会長の岡崎サユリさん(71)に栄誉銀章、函館西署少年補導員連絡協議会副会長の市中益雄さん(72)に栄誉銅章が贈られた。

 佐々木さんは地域で少年補導活動を32年間継続し、役職を退いた後も、協議会の活動に協力している。函館西署(清水博明署長)でこのほど行われた伝達式で、佐々木さんは受賞を報告し、「特別なことをしてきたわけではなく、日常生活の中で、気配りや目配りを心掛けて活動したことが受賞につながった。感謝と感激でいっぱい」と喜びを語った。

 活動22年となる市中さんは「昭和公園での高校生の暴行死事件以来、重点的に事件、事故がないよう巡回を強化している。子どもたちがかわいいので、活動が続けられる」とした。清水署長は「地域全体で子どもたちを見ているということが大切。子どもたちの安心につながっている」と感謝した。

 一方、函館中央署では19日に伝達式が行われ、谷口茂樹署長が岡崎さんの長年の労をねぎらった。岡崎さんは少年補導員のほか、子ども会や町会活動などにも積極的に参加し、28年間にわたり地域の子どもを見守ってきた。

 岡崎さんは「頼まれると断れない性格なので、ここまで続けてきた。家族や周囲の協力があったからこそ、いただけた賞だと思う」と話した。谷口署長は「警察だけではなく、地域住民や学校、家庭の活動があってこそ、非行防止につながる」と話した。

 同表彰は全国少年警察ボランティア協会(遠山敦子会長)が毎年実施し、金章のみ警察庁長官と同協会会長の連名で賞が贈られる。このほど、東京都内で表彰式が開かれ、吉村博人警察庁長官から佐々木さんのほか、全国47人の受賞者らに賞状が贈られた。

提供 - 函館新聞社



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