未来大生が環境サイト開設

update 2008/6/17 12:50

 市民が手軽に参加できる地域に根差した環境活動を推進しようと、公立はこだて未来大(亀田中野町)の学生3人がこのほど、企業組合「Unihand(ユニハンド)」を設立した。函館の環境総合ポータルサイト「Myeco(マイエコ)宣言」を開設し、閲覧者がサイト上の協賛地元企業名をアクセスすると無料で募金できる「クリック募金」を導入。募金がたまるとブナの苗木を植樹する仕組みで、同組合の代表理事を務める同大3年の大下優弥さん(20)は「一人一人の取り組みが環境問題の改善につながれば」と話している。

 同組合は日ごろから環境問題に関心のあった3人が、同大システム情報科学部の鈴木克也教授の協力を得て立ち上げた。インターネットのサイトを活動の軸とし、地域全体の機運を盛り上げるため、道南の企業にも協力を依頼した。

 クリック募金は、トップページにある企業名の書かれた「葉」をクリックすると、その企業の環境活動の紹介ページが現れる。1回のクリックにつき、その企業が閲覧者の代わりに5円を組合に募金する仕組み。クリック数が200回になるとブナの木1本の植樹代となる。掲載している協賛企業は現在、ラッキーピエロや北海道ガス、駅弁のみかどなど7社で、今月中に20社との提携を目指している。9月には植樹祭も道南で行う予定だ。

 サイトでは今後、閲覧者が地域のエコ活動の情報などを書き込む掲示板も作成し、会員制のエコマネーの導入や地産地消を進めるエコグッズの開発、販売なども計画中だという。

 同組合を設立した同大3年の高橋弘一さん(20)は「より使いやすいサイトを作り、環境活動に貢献したい」と話し、鈴木祥史さん(20)も「1人でも多くの人に参加してほしい」と呼び掛けている。サイトのアドレスは、http://www.myecosengen.com/

提供 - 函館新聞社



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