ロシアの記者2人来函、極東大を視察

update 2008/6/17 12:48

 7月の北海道洞爺湖サミット(G8)を前に、外務省の招待でG8の報道関係者8人が来日し、このうちロシアの関係者2人が16日、ロシア極東大函館校を訪れ、授業を見学した。2人は「函館の印象や視察した内容を記事にして紹介したい」と話した。

 ウラジオストクの通信社ヴォストーク・メディアのミケリナ・ナタリア社長と、モスクワの新聞社コメルサントのイワノフ・アンドレイ記者で、同校のイリイン・セルゲイ校長が、函館校が長く函館とロシア交流の拠点となっていることなどを説明した。

 授業の見学では、学生に同校を志望した理由を質問。学生たちは「ロシア経済の発展から、これからの時代はロシアだと思った」「英語とロシア語を習得し、貿易関係の仕事で函館の発展に貢献したい」などと答えた。

 ミケリナ社長は「函館の街並みや教会などを見て、ロシアとも歴史的に友好が深いまちであることが分かった。サミットでの日本の役割も伝える」、イワノフ記者も「サミットで環境や食糧高騰の問題などで、日本のイニシアチブが発揮されることが求められていることを書きたい」などと話していた。

 2人は同日、市役所を訪れ西尾正範市長とも懇談。西尾市長が「サミットでメドベージェフ大統領が函館を訪問する時間はないでしょうか」と聞くと、イワノフ記者は「函館訪問の話があることは聞いていたが、スケジュールがちょっと厳しいのではないか。ただ、函館の重要性は認識しており、時間があれば訪れるのでは」と述べた。市長は、訪問を熱望していることを記事で伝えてほしいと要請した。

提供 - 函館新聞社



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