北斗でホッキ漁はじまる

update 2008/6/17 12:48

 【北斗】北斗市内で16日、今年度のホッキ漁が解禁された。小型の磯舟に乗り込んだ漁業者は、伝統的な「突き漁」で海底の砂地にひそむホッキを次々と水揚げした。

 ホッキ漁は例年、産卵期の4、5月が禁漁期間で、その年の抱卵状況から漁の開始時期が判断される。今年は海水温が低かったことなどが影響し、昨年より5日遅れての解禁となった。

 漁場となるのは同市七重浜から富川までの沿岸約12キロ。この日は上磯群漁協所属の38隻が出漁。漁業者は約5メートルの矛(ほこ)の先に4本のヤスを付けた専用の漁具を巧みに操り、丸々と太った貝を一つずつ丁寧に船上に引き上げていった。資源保護のため午前8時半から同11時までの限られた漁の時間で、初日は985・5キロを水揚げ。昨年度は95トンを水揚げしており、今年度も100トンを目標に来年3月いっぱいまで漁が続けられる。

提供 - 函館新聞社



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