新幹線時代に向けた「道南の魅力」新発見・再発見フェア

update 2008/6/15 12:54

 道南地域の広域観光の可能性を探る「新幹線時代に向けた『道南の魅力』新発見・再発見フェア」が14日、五稜郭タワー(函館市五稜郭町43)1階アトリウムで開かれた。渡島・桧山管内の各自治体が、特設ブースで観光資源や特産品を紹介するとともに、北海道新幹線開業後の道南観光のあり方ついて意見を交わすトークセッションが行われ、地域連携の重要性などを再確認した。

 道新幹線の新函館―新青森開業予定を2015年度に控え、渡島支庁が主体となり渡島・桧山管内18市町が一堂に会してそれぞれの魅力を紹介する初の試み。各ブースにはPR用のチラシやポスターなどが並ぶとともに、特産品の試食や試飲も行われた。中でも上ノ国町のアワビ弁当や江差町のアスパラガスなどは行列ができるほどの人気を集めていた。仙台市から観光で函館を訪れている50代の男性もアワビ弁当を試食し、「とてもおいしかった。今回は函館周辺しか回らないが、機会があれば日本海側にも足を延ばしてみたい」と話していた。

 また「新幹線が連れてくる道南観光バラ色時代」をテーマに行われたトークセッションでは、北海道じゃらんのヒロ中田編集長、五稜郭タワーの中野晋常務、松前町の前田一男町長がパネリストととして参加。新幹線を基点に、道南地域が一体となった観光ルート作りの大切さについて意見を交わした。

 渡島支庁の畑秀叔支庁長は「道新幹線開業が迫る中、観光面ではこれまで以上に道南地域の連携が重要になってくる。今後もこのようなイベントを積極的に開催していきたい」と話していた。

提供 - 函館新聞社



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