エコともそう…廃材で器具、廃油でキャンドル
update 2008/6/14 13:05
函館市環境部は、市内のごみ収集で集めたゴルフクラブやフライパンなどの廃材を使い、かがり火をともす器具を制作した。7月に開催する北海道洞爺湖サミット(G8サミット)を前に市が27、28日に開催する「環境サミット2008in函館」で使用する。巨大キャンドルメッセージで使う、廃油で作ったろうそく2000個も13日までにすべて完成し、開催を待つばかりとなった。
環境サミットは地球温暖化防止や自然環境保全の啓発などが目的。キャンドルメッセージは27日午後8時から函館市大手町の旧シーポートプラザ前広場で行い、「eco365」のメッセージとかがり火をともす。28日午後1時からは函館国際ホテルで、基調講演やパネルディスカッションなどを予定。
同部では「エコ」にこだわろうと、廃材を使った道具作成に知恵を絞った。かがり火の器具は、部内各課の職員が連携して考案。ゴルフクラブ3本を中央付近で交差させてフライパンを載せたものを溶接して強度を増し、学校給食調理場の廃油から作った巨大ろうそくを乗せて火をともす。ストーブの部品を活用して風で火が消えない工夫を施し、8基制作した。
メッセージは同様の廃油のろうそくの小型版で形作る。ろうそくは廃油を80度まで熱したものに油脂凝固剤を混ぜ、たこ揚げ用の糸をしんに入れ、冷やして固める。5月下旬から同部の職員が業務の合間に作業を重ね、13日までに2000個が完成した。
同部環境保全課課の菅原康徳課長は「かがり火は周囲が暗いとかなりきれいに見える。廃油で作った明かりを見に来てほしい」と来場を呼びかけている。
提供 - 函館新聞社
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