繊細な技、大胆なデザイン…全国建具組合連合会北海道・函館大会開幕
update 2008/6/14 13:04
国内の優れた建具が集う「全国建具組合連合会北海道・函館大会」(同連合会、道建具工業協働組合連合会主催)が13日、函館市民体育館(湯川町1)などで始まった。ふすまや障子、格子戸など全国各地の職人やメーカーが出品した建具約110点が並び、大勢の来場者を楽しませている。展示は15日まで。
業界の活性化と建具の良さを多くの人に認識してもらおうと、都道府県ごとの組合が持ち回りで業者大会と展示会を毎年開催。業者大会は今年で53回目、展示会は42回目。函館では初開催。
展示会の会場には、業者大会で入賞した作品を中心に、建具独特の技「組子」を駆使した伝統的な作品や、実用性を重視したものなど各メーカーの力作が並び、来場者は繊細な技や大胆なデザインなどをじっと眺めていた。ステンレスで繊細に製作した鷲のオブジェや、函館市の木「オンコ」を材料にした飾り棚なども目を引いていた。
同日、業者大会の表彰式が市民会館(湯川町1)で行われ、「組子J逡浴vで最高賞に当たる内閣総理大臣賞を受賞した中村木工所(長野県上松町)ら延べ約80社が表彰され、函館からもaオ西木工場が製作した「The beauty curved lines」も道内出展者では最高位となる「中小企業長官賞」を受賞した。
同社の社長で、実行委員長を務めるaオ西松夫さん(函館建具工業協働組合理事長)は「多くの人に来場して、大会を成功させたい」と話していた。市内本通から来場した女性(47)は「匠の技に圧倒されました」と感動していた。
提供 - 函館新聞社
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