「多重債務110番」市民らの相談続々
update 2007/3/25 13:53
函館司法書士会(石川博康会長)は24日、函館市千歳町の桐朋会館で「全国一斉多重債務110番」と題した相談会を開いた。市内外の多重債務に悩む人らが訪れたり、電話をかけてきたりし、債務返済などに関する相談が続々と寄せられた。
貸金業法改正を受け、債権者側への対応などにも当たる司法書士の役割を知ってもらおうと、日本司法書士会連合会の呼びかけで全国一斉に実施。同会の司法書士5人が交代で応じた。午前10時の受け付け開始とともに、2回線設けた電話が鳴り響いた。
同会によると、かつては破産に直結するケースが多かったが、利息制限法に基づいた計算で払い過ぎが判明する場合が増えているという。このため、借りる側の関心も高く、相談も増加傾向にあるという。この日は電話が十数件、面談が15件ほどあった。司法書士は債務状況などを聞き取り、アドバイスした。
同会は月2回、予約制で有料の相談を実施しているが、8割が多重債務に関する内容という。石川会長は「1人で抱え込み、行き詰まる人が多い。家族も債務者を突き放したり、責めたりせず、冷静になって相談してほしい」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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