きょうから建具の全国大会
update 2008/6/13 12:53
国内の優れた建具を集めた「全国建具組合連合会北海道・函館大会」(同連合会、道建具工業協働組合連合会主催)が13―15日、函館市民体育館(市内湯川町1)などで開かれる。函館で開催されるのは初めて。業界の活性化と建具の良さを多くの人に認識してもらおうと、都道府県ごとの組合が持ち回りで毎年開催し、今回で53回目。開幕前日の12日には、市民会館で同連合会の通常総会や講演会が開かれた。
大会スローガンは「すばらしき匠、北に集う」。同連合会所属の団体会員や建具関連メーカーら約3000人が集い、職人が出展した作品を審査する全国業者大会や建具展示会などが行われる。
業者大会は13日午後2時半から市民会館(市内湯川町1)で開かれ、最高賞の内閣総理大臣賞をはじめ、優秀な作品を表彰する。同体育館で開かれる展示会は木製建具を中心に約150点が並ぶ予定で、一般公開される。14、15日には函館建具工業協働組合青年部(葛西雄部長)の木工体験教室などが開かれる。
実行委の葛西松夫委員長(函館建具工業協働組合理事長)は「建具の魅力を感じてほしい」と話している。
12日の講演会では、札幌出身の芸術家で、テレビ番組などでも活躍する篠原勝之さんが「森のたなごころ」と題し、「建具の技や芸術性は世界に誇れるもの。国内にとどめることなく、世界に向けて発信していくよう仕掛けていくべき」と話した。
提供 - 函館新聞社
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