知内でオオカミウオ2匹捕獲

update 2008/6/12 12:12

 【知内】知内町中の川で11日、鋭い前歯と怖い顔つきが特徴のオオカミウオ2匹が捕獲された。体長はともに約70センチ、重量は3キロと3・5キロ。上磯郡漁協所属の西山徹さん(39)と小林仁正さん(44)が同町森越の沖合い約1キロに仕掛けた底立て網に入った。「ただでさえ珍しいのに、同じ日に2匹も獲れるとは」と関係者は驚いている。

 黒褐色のオオカミウオはスズキ目オオカミウオ科で、オホーツク海やベーリング海などの海水温が低いところに多く生息している。国内では観賞用にされることが多い。知内町での水揚げ記録はこれまでになく、今回が初めてという。

 この日午前4時半に出漁した西山さんは「何か黒いのがいるなと思って網をのぞき込んだら、口を大きく開けて威嚇してきたのでびっくり」と振り返り、「テレビで見たことはあったが、まさか知内で獲れるとは思わなかった」と話す。

 2匹は同漁協中の川支所(伊藤一英支所長)のいけすに入れられた。伊藤支所長は「本来水温の低い海を好む魚。ことしは知内近海の水温が低く、その影響を受けてここまで来たのではないか」とし、西山さんは「表情をよく見ると目はつぶらでかわいい。水族館にでも連れて行ってもらえればうれしい」と話していた。

提供 - 函館新聞社



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