コンブ加工施設見学…黒島から13人、市民と交流

update 2008/6/10 11:12

 沖縄県八重山諸島の黒島から、コンブの生産地を巡る訪問団13人が訪れ、函館市と近郊のコンブ加工施設や販売所などを見学している。黒島老人クラブと黒島婦人会の合同訪問で、9日は南かやべ漁協が直営する同市尾札部町の昆布加工センター、同川pヤ町の地場振興センターなどを訪れ、コンブの種類や生産、加工、流通などを学んだ。

 黒島は台湾のすぐ手前で、人口222人、牛が3000頭いる和牛の里。沖縄は日本有数のコンブ消費地で、黒島老人クラブは函館の根崎長寿クラブ(黒島宇吉郎会長)と親交があることから、コンブの“古里巡り”が実現した。

 8日夜に函館入りし、9日は黒島会長らとともに七飯町の北海道昆布館や大沼などを訪れ、昆布加工センターでは南茅部支所の梅田誠治支所長と鎌田輝蔵産業課長が出迎えた。参加者は白いキャップをかぶり、消毒室で空気のシャワーを浴びて加工室入り。鎌田課長が南茅部地域のコンブの生産量や加工施設の概要などを説明し、袋詰めの作業工程やコンブの貯蔵庫などを見学した。

 黒島老人クラブの又吉智永副会長は「コンブは1種類だけだと思っていたが7種類もあり、食べ方も昆布巻きだけでなく、粉末やおやつ、体にいいガゴメの成分を生かした食品やせっけんなどがあることを知り、見聞が広がった。函館の老人クラブや婦人会とさらに交流を深めたい」と話していた。

 10日は市内観光を楽しみ、夜は湯の川温泉で函館商工会議所や函館国際観光コンベンション協会、市関係者が出席して歓迎交換会を開く。11日に離函する。

提供 - 函館新聞社



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