昼夜間人口比率は103・3/函館市 昼は30万人維持

update 2008/6/8 15:15

 函館市がまとめた2005年国勢調査に基づく統計によると、市内の夜間人口(常住人口)を100とした場合の昼間人口の割合(昼夜間人口比率)は103・3で、大都市や地方拠点都市の特徴である100超が続いている。通勤・通学者が市内に流入するためで、昼間人口は30万3878人。00年と比較して約8700人減少しているが、同比率は0・9狆緇困靴討い襦・r

 夜の人口は29万4155人だが、昼は30万人台を維持。通勤・通学で市外から約1万7500人が流入しており、市内から市外への流出を差し引いても約9600人増えている計算となる。

 国勢調査で人口と定義しているのは夜間人口だが、函館市は30万人割れの中で「働いている人などを含めた日中は30万都市」と言われてきた根拠となっている。

 昼夜間人口比率は100以上になるほど、職場や学校などが多く、地域の拠点都市であることを示す。1975年以降の函館市は、比率が101―102台だったが、05年に103台まで上昇した。

 同比率が100を下回る場合は近隣都市のベッドタウンとなっている傾向を示す。05年の函館市の場合、近郊の同比率と通勤・通学者の流入人口は、旧上磯町が88、7804人、七飯町は85、5639人、旧大野町は95、1787人。住まいは近隣市町、学校や職場は函館という住民が多いことを裏付けている。

 桧山管内でも江差町が109で、近隣の上ノ国町が90、乙部町が89。桧山では支庁所在地の江差が函館と同様であることを示している。

 道内の都市では室蘭市が108、千歳市が106、帯広市が104などと高く、札幌近郊の江別市が89、北広島市が94、室蘭近郊の登別市が87などとなっている。全国では東京都が120でトップ、次いで大阪府の105。低いのは埼玉県の87、千葉県、奈良県の88。

提供 - 函館新聞社



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