谷目さん制作の手廻しオルガン ヨサコイ会場に初登場
update 2008/6/6 13:28
函館市在住の「手廻しオルガン」職人、谷目基(もとき)さん(41)のオルガンが7、8の両日、札幌市内で開かれている「第17回YOSAKOIソーラン祭り」(組織委員会主催)の大通西6丁目会場でお披露目されることになった。誰もが自由にハンドルを手に取って音色を楽しめる形で、多くの人に手廻しオルガンの魅力が“発信”されそうだ。制作に追われる谷目さんは「子どもたちと一緒に音楽を奏で、YOSAKOIを盛り上げる一翼となってくれれば」と話している。
4日に開幕した同祭りは8日まで連日、大通会場を中心に札幌市内28カ所で出場チームが踊りを披露。道南(南北海道支部)から11チームが出場する。メーンの7、8の両日、「森から来たYOSAKOIチーム」と銘打って、谷目さんの手廻しオルガンが初登場する。
子どもから大人までが楽しめる「YOSAKOIソーラン祭り」にしようと、昨年末に組織委から谷目さんに制作依頼があり、今年1月から本格的な作業を始めた。オルガンの大きさは幅1メートル20センチ、高さ1メートル80センチ、奥行き1メートル。子どもの視点に立ってオルガンの図案を仕上げ、音を大きくしたり音色を明るくしたほか、従来のオルガンよりも持ち手を低くし、オルガンの仕組みが分かるように囲い板を外すなどの工夫を凝らした。
「トトロ」や「ドラえもん」「千の風になって」「大きな古時計」など、なじみ深い音楽を10曲ほど用意。今回のオルガンでは、鳴子を持った小人が音楽に合わせて踊る「からくり人形」も見どころだ。オルガンは6日中に会場に運ばれる。
谷目さんは「実際に会場で廻し方の指導をし、子どもたちと一緒に楽しみたい」と張り切っている。
南北海道支部の参加チームは次の通り。
▽函館斗燃衛組&鹿児島連合、函館学生連合〜息吹〜、函館躍魂いさり火、ついんくる、YOSAKOIソーラン祭進鮮組、元祖婆あYOSAKOI、夢限舞童(以上函館市)瀬棚気合一本!!(せたな町)もり・騒乱桜、森未来人(以上森町)木古内みそぎソーラン炎の舞(木古内町)
提供 - 函館新聞社
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