函館市役所の食堂に「くじら定食」登場
update 2008/6/5 09:52
函館市役所の地下食堂に4日、函館で本年度水揚げされたツチクジラの肉を用いたメニュー「くじらの和風ポン酢唐(から)揚げ定食」が登場した。1999年度に農水省認可によるツチクジラ漁が始まって以来、同食堂でクジラ料理を提供するのは初めて。一日20食前後限定で560円。
クジラ肉はやわらかさを出すために、しょう油や酒などで下味をつけた後、衣揚げにしていて、おろしポン酢に浸して食べる。定食にはご飯とみそ汁、小鉢がつく。注文した同市駒場町の男性会社員(30)は「もちもちしていて、ちょうど良い食感」と味を楽しんでいた。
道南日本海沖のツチクジラ漁は5月25日に解禁され、しけの影響で、初水揚げは2日にずれ込んでいた。市水産課によると、1頭目を水揚げしてから3日連続でツチクジラを捕獲しているという。今月末までの操業期間で捕獲枠は10頭となっている。
食堂は一般市民も利用でき、営業開始時間は午前11時で、ラストオーダーが午後2時半。入荷状況にもよるが、クジラ肉は今月末まで取り扱う予定。同課は「食堂で味わうのをきっかけに、家庭でクジラ料理を試してほしい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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